KAMACHOP 〜カマチョップ〜
2007年・カラー・80分
ボンクラ幽霊コンビ「カマチョップ」が日常の“愛の事件”を解決するために奔走する、オフビート・ヒューマン・ドラマ。宿命を受け入れていく人間の心情を綴った「シューシュポスの神話」をモチーフに、他者との意志疎通が希薄になった現代社会における愛と宿命を描いたシリーズ第1作。
【あらすじ】
落雷で死亡したカマチ(鎌地広行)とチョップ(原田武明)、通称カマチョップは幽霊となって新宿のとあるホテルの一室に居座っている。その部屋に博多から岩瀬智恵子(四天王寺紅)という年増の女が宿泊にやってくる。智恵子の上京目的は、借金を重ねて借金取りから逃げ回るニートの息子・岩瀬圭一(桐谷健太)に、自らが老後のために貯めたお金を渡すためだった。しかし死に神・恵比寿(大森南朋)は、理由も告げずに母子が会うことを阻止するようカマチョップに命令する……。
息子を懸命に探し歩く母。都会で挫折したニートの息子。危険な借金取り。裏ですべてを操る死に神。そして母の無償の愛に心動かされてゆく無力な二人の幽霊。
ボンクラ幽霊・カマチョップを中心に幾多の人間の心情・思惑が交錯しながら、物語は思いもよらぬクライマックスへ。
●人間は死後、死に神から1枚の紙切れをもらう
『死界査定基準書』--- そこには“最期の審判”で天国へ行くか、地獄へ行くかを決めるための最も重要な査定基準が記されている。もし天国へ行きたいのなら、最期の審判を受けるまでの間、査定基準に従って行動しなくてはならない。
〈死界査定基準書〜一部抜粋〜〉
・幽霊は生き人に触れてはならない(-2point)
・幽霊は盗み・横領・傷害など、現世における罪を犯してはならない(-1point)
・幽霊同士の恋愛は禁ず(-2point)
・幽霊は公共の電波等を阻害してはならない(-1point)
・監視役である死に神の命令には決して背いてはならない(-4point)
*以上の背任行為が発覚した場合、相当のポイントが減算される。また、-10pointになった時点で即地獄行きとなる
*なお、幽霊の姿が見えた者(未霊者)は24時間以内に死ぬが、未霊者との対話は基本的に減算対象とはならない。ただし未霊者に対し、24時間以内に死んでしまう旨は決して伝えてはならない(-3point)
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