死神・恵比寿役 大森南朋さん
1972年2月19日生まれ。東京都出身。
2001年三池崇史監督作品『殺し屋1』にて主演を
射止め、以降、平山秀幸監督作品『OUT』(2002)、
北野武監督作品『Dolls』(2002)などメジャー作品
にも多数出演。
また廣木隆一監督作品『ヴァイブレーター』(2003)、
荒戸源次郎監督作品『赤目四十八瀧心中遂』(2003)
で第77回キネマ旬報ベスト・テン日本映画助演男優
賞、第25回ヨコハマ映画祭最優秀助演男優賞を受賞。
以降、映画、CM、TVドラマで活躍。
NHKテレビドラマ『ハゲタカ』(主演)では俳優としての新
境地を開拓し、作品に強力なインパクトを与えている。
松本庵路監督作品出演は、短編映画『108』(2005)に
続き2作目となる。




Q1. 映画の中でニートが登場しますが、大森さんの中でニートの若者について感じていること
を教えてください。

ニートねぇ。どうなんだろう……よくテレビとかで「働けよ」とか言ってるじゃないですか? 
ニートを救おうとしているオジさんとか、オバさんとか出てきて。
そういニートを救おうとしているオジさんとか、オバさんとか出てきて。
そういうシーンを見るときは、わりとニート側の目線で見てますね。ンを見るときは、わりとニート側の目線で見てますね。



Q2.大森さんにも経験があるんですか?

ありましたねぇ、結構……(笑)。



Q3.その当時はどんなことを考えていたんですか?
悶々としていたんじゃないですか。昼の2時くらいに起きて、マンガとか映画とか観て、
お腹がすいたら近くのコンビニに行って180円のスティックパン買って(笑)。
気がついたら日が暮れていて……そんな生活を何カ月間かやっていた気がするなぁ。
その時は実家に住んでいたので、スネかじりですよね。



Q4.やりたいことが見つからないとか、夢を持てないとか、そういう感じだったんですか?
僕の場合、バンドをやっていたので「いつかはバンドで……」みたいなことは考えていたんで
すけど、明らかに先が見えていなかったと言うか。
まだ芝居もやったことあるって位の段階だったですし。



Q5.今回、死神・恵比寿を演じているわけですが、劇中の恵比寿のセリフで「人は必ず誰か
と繋がっている」というセリフがありますが、大森さんは人との関わりについてどう感じて
いますか?

硬いな……(笑)。
そうですね、これはさっきの話とも繋がってくることなんですけど、例えば僕の場合は引きこもり
ではなかったんですが、「とにかく外に出て、もっと色んな人に会いたい!」って、ある日思った
んですよ。
それで、居酒屋とかバーとか、そういう所で大人の話を聞くことが大切に思えて。
ほら、バイト先の上の人から言われることじゃなくて、飲み屋とかで何となくダメな人から聞く話が
良いってあるでしょ(笑)。そんなことをしながら人との関わりと言うか、輪が広がって行きましたね。



Q6.大森さんは人間関係の中で、ある種独特なバランス感覚を持っている人だと思うんです
けど、それはそういった所で身についたことなんでしょうか?

僕ね、ある意味で人間が大好きなんですよ。やっぱり、人との関わりの中で「人間が好きだ」と思うことって大切なんじゃないかなと。
相手に対して興味を持つこととか、「この人、どうやって生きてきたんだ?」とか、そういった人に対する興味は小さい時から持っていたかなあ。
今はそれが芝居に役立っていますね。役を考える時の引き出しというか……。でも計算してやってきたことじゃないですけど。



Q7.学生の頃はわりとヤンチャだった?
そういう風に見てる人もいるけど、別にリーゼントだったわけでもないし、ボンタンはいて暴走族
とかってわけじゃなかったし(笑)。
ギター弾いたり、映画を観たり……あ、別にオタクじゃないからね(笑)。



Q8.よくある質問なんですが、今回役作りで特に考えたこととか、意識したことはありますか?
これは、いつもそうですけど、あんまり頭の中でキャラクターを決めたりとかはしませんね。
当然イメージはありますけど、台本読んで、監督と話ができる時間があれば監督の持つイメージ
を聞いて、自分のイメージと摺り合わせていく。
だから読んですぐには決めないし、ある程度の時間の中でそのイメージに自分が寄っていく感じ
    かな。 現場でまったく変わることもあるので、結局、気合いっていうか(笑)。



Q9.演技は気合いですか。
気合いというか、感情を振り切る部分とかはね。今回の死神については、これは現場で処理する
ことも多いと思ったし、死神といっても人間に近い。
今回面白いと思ったのは、死神がお化けじゃなくて普通に人間社会で生活していること。
不動産やってたり(笑)。カマチョップは幽霊だから人には見えないのに、オレには見える。
そこ、面白いよね。
パート2になったら、また色んな発想で設定とか広がるような気がするし、楽しみです。



Q10.今後挑戦していきたい役は?
僕は監督に「大森にこの役やってほしい」と言われる俳優でありたいし、その気持ちをいつも持って
います。
でも、自分の興味あること、例えば殺陣は出来ないので殺陣とか、馬乗りとか……こういう役、とか
じゃなくて、出来ないことに興味があって。何が起こるかわかんない楽しみというか。



Q11.殺陣の話が出ましたが、時代劇でやりたい役、例えば武将とか、ありますか?
武将と言うか、よくある戦国ものとかじゃなくて、江戸の庶民とか、浪人とか、あんまり名前のない人
に興味があるかな。名の知れていない人なんですけど、すごく地に足が着いている人というか、そう
いう人を演じてみたいですね。その代わり剣はすごいとか。
いや、凄腕じゃなくて、結構いけるくらい?(笑)。あんまり強すぎるのも嫌だし弱すぎるのも嫌(笑)。
「行けそうな感じだけどビビる」みたいな。時代劇ではそういうのをやりたいですね。



Q12.大森さんにとって天国のイメージはどんな感じですか?
パまったくマンガのイメージですね。天国って……すごいこう、草原というか(笑)。
地獄はこう……茹でられていたりとか(笑)。
まあそういう漠然としたイメージですけど、天国って言ったら和気あいあいとしている感じ。
昼間から酒飲んで。



Q13.神様にはじめて会ったとき、何と言われたいですか?
……これ、心理テストじゃないよね?(笑)
    「結構がんばったじゃん。……結構がんばったっぽいじゃん」。
それで、「ああ、こういう顔してんだなぁ」とか「けっこうデカイじゃん」とか(笑)



Q14.愛について聞いてもいいですか(笑)?
すごいこと聞くね。……愛ね……人と人との繋がりだとか。語るには大きすぎるよね、愛って。



Q15.語るにはワードがでかすぎる?
おそろしすぎるね。……まあ、日常のふとした所に断片的に愛があるのかなぁ。



Q16.愛に
ハハハ(笑)それは秘密にしておこうかな。なんか恥ずかしいでしょ? 
「あ、こいつ愛してるとか言うんだ、普段は」とか、思われたくないでしょ?(笑)



Q17.じゃあ言わないということで。
「あ、言わねんだ」とか、どっちかにカテゴリーされる感じで(笑)。
愛してるって言う男、言わない男みたいな。
「あ、こいつ愛してるとか言うんだ、普段は」とか、思われたくないでしょ?(笑)



Q18.死についてどう考えています?
何か、漠然と怖いよね。いなくなっちゃう感じが。
いなくなっちゃうし、いつかオレも。悲しいし。



Q19.もしも死を宣告されてあと半年の命と言われたら?
とりあえずヘコむんだろうなぁ。
あと、慌てる。ちょっと慌てる。
それで、「もう慌ててもしょうがねえや」みたいな諦め。眠れないとか。
……怖いね。

最後は泣いたりしながら「あ、まだ生きてる」とか「とりあえず、メシ食おう」とか。




Q20.自然体でいるんですね。
病院行ったりね。



Q21.何か最後なのに暗くなっちゃいましたね。
そうだね……。



Q22.最後、愛にすればよかったかな。
そうだね……(笑)



Q23.今日はありがとうございました! 今後「カマチョップはパート2、パート3と……」
3部作!?



Q24. いえ、48作で寅さんに並ぶ感じで。
(爆)長げえなぁ!



Q25.今後とも恵比寿さんとしてよろしくお願いします!!
こちらこそ!!!






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